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ケージとカナリア
Cage and Canary
2013
赤塚祐二
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『ケージとカナリア』 と題された、5点からなるこの木版画シリーズは、抽象性の中にも具体物を想起されるような形象が各作品に一つずつ描かれています。それらは、見る側の見方によって様々に変容するくらいの曖昧さを残しており、そのことによって、それぞれの心の中にある、記憶された情景へと結びついていくかのようです。
また、彫られた木版のぬくもり、和紙と水彩絵の具の柔らかな触感が映像の魅力を強く引き出しています。
今回の作品は、原画となるドローイングから、赤塚が色版の分け方を検討、設定し、トレースから彫りまで、すべて自身で行いました。
そこには、その作家自身の主観による「版割り」がもたらす、際立った有機性が生まれています。そして、それらの版を摺り合わせる時に発生する、作家の想定とは違った形で生まれる現実が、次への展開を生み出していきました。
そして、摺りもすべてバレンで行われ、摺りの行程でさらにその複雑な有機性が増幅されています。 |
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ケージとカナリア W1
6版 10色 8回摺り
6 plates, 10 colors, 8 runs
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ケージとカナリア W2
5版 6色 6回摺り
5 plates, 6 colors, 6 runs
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ケージとカナリア W3
5版 8色 8回摺り
5 plates, 8 colors, 8 runs
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ケージとカナリア W4
6版 11色 11回摺り
6 plates, 11 colors, 11 runs
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ケージとカナリア W5
6版 8色 8回摺り
6 plates, 8 colors, 8 runs
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ケージとカナリア ポートフォリオ
hand-made portfolio by the artist of Cage and Canary
素材:麻ボード、キャンバス、紙、布ひも、アクリル絵の具、シリコン
技法:作家による着色、シルクスクリーン(タイトル文字)
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ケージとカナリア
鳥かご(ケージ)に入った小鳥(カナリア)。絵画の基本的な成りたちを鳥かごにたとえ、その中に表される形象を小鳥にたとえた。ケージは絵画の枠組みや領域を象徴し、カナリアはそこに表されるものの内容を総称している。ケージとカナリアはいつもお互い関係して寄り添っている。ドローイングを重ねるうちこの基本的な仕組みの持つ率直な力を感じた。今回はそれらのドローイングをもとに木版画を制作した。素朴で身近な木版だが、一瞬の筆の動きを人間の身体で時間をかけて版に彫り起こすその行為には、ここのところの膨大で迅速な情報化の動きに比して逆説的な面白さを感じている。 |
赤塚祐二 |
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ケージとカナリア Cage and Canary
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技 法
用 紙
イメージサイズ
シートサイズ
エディション
価格
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:水性木版画
:楮 生漉き晒し(福井)
:450×375mm
:670X530mm
:12 A.P. : 2, P.P. : 1, B.A.T. : 1
エディション 1/12〜4/12は作家手製
のポートフォリオ
:シート 各¥52,500.-(税込)
額装 各¥73,500.-(税込)
ポートフォリオ ¥252,000.-(税込) |
medium
paper
image size
sheet size
edition
price |
:water-based woodcut print
:kizuki-sarashi
:450×375mm
:670X530mm
:12 A.P. : 2, P.P. : 1, B.A.T. : 1
Edition 1/12~4/12 are bound in hand made portfolios
:sheet ¥52,500.-(tax incl.)
framed¥73,500.-(tax incl.)
portfolio ¥252,000.-(tax incl.) |
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※上記の価格は改定前のものです。2014年4月以降の新価格をPRICE LISTにて必ずご確認下さい。 |
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